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as a fake musician

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ピアノ歴:人生の後ろ1/3(≒10年ちょっと)作曲に関しては完全に自己流(もちろん、理論書は持っている)。

作品:気分が向いた時に演奏したものをCDにしている。いままで、およそ70人の方に送付させて頂き、おおむね好評(聴いて下さる方はこちらまでメール連絡ください、郵送させて頂きます)。まぁ、制作者本人にはなかなか悪口は届かないので、ある程度割り引いて考える必要はある。他に、友人との共同作品あり。

「なぜMIDIデータを公開しないのか?MP3を嫌うのか?」

このような質問を幾つか受けたことがある。この場で説明する。
MIDIとはMusical Insturuments Digital Interfaceの略である。Interfaceとある通り、本来は単なる情報通信規格に過ぎないのである。誕生したのは1984年でYAMAHAのDX7に採用されたことが普及に輪をかけた。伝達されるのは「どの鍵盤を、どのタイミングで、どのくらいの強さで叩いたか」の情報だけである。そうすると、ピアノで弾いた情報であっても、受け手の音源がオルガンであった場合、「ピアノの奏法でオルガンが弾かれる」という奇妙きてれつな現象が生じる。そのような事情のもとで、「楽器にナンバーを割り振っておいて、ナンバーが一致する限りはその楽器音が鳴るようにしよう」という発想のもとに出てきたのがGM(General MIDI)である。Rolandはこれをさらに発展させ、GSという規格を提唱し、YAMAHAはXGという規格を提唱した。互換性はあまりない。

そもそも、おなじ「000piano」にしてもメーカーによってかなりの音の差があるのである。 自分の音源でベストの演奏ができたとしても、他の音源では全く保証できないのである。

あるミュージシャンがこういうことを試みた:

自分は東京のコンサートホールでグランドピアノを弾く。
このピアノはMIDI対応なので、演奏情報を通信回線に載せて大阪の会場のピアノを鳴らす。そうすれば大阪の会場でもリアルタイムでコンサートが開けるはずだ。

結果は散々。もちろんピアノは同じメーカーの同じ機種、調律も同じようにしてあった。しかしながら、コンサートホールの反響、空気の湿度の違いによる音の伝わり方の違いなどの要因によって、東京とは全く違った演奏になった。

Macintoshで演奏情報を管理している以上、必然的に手許にMIDIデータは蓄積される。しかし、小生がMIDIデータを公開しないのはこのような理由による。

MP3を嫌うのも同じような理由である。CDでさえ吸収しきれない、レンジの広いピアノの音を、圧縮したフォーマットで期待どおりに再生出来るとは到底考えられないからである。 サンプルとしてダウンロードできるようにはしてあるが、あくまでもサンプルであり作品とは別個のものと認識している。

 

使用機材:こちら

MIDI配線図:こちら

好きなミュージシャン、影響を与えてくれた人:
小田和正さん、西村由紀江さん、中村由利子さん、George Winston, Don Airey, Keith Emerson、嘉門達夫(冗談ではなく、「音楽なんて楽しければいいの」と確信させてくれた人)さん、坂本龍一教授、広瀬香美お姉さま、川本真琴ちゃん、小室哲哉さん、加古隆さん、中学のときの音楽の先生(ピアノってこんなにえぇ加減にひいてもいいのか!?)、その他大勢、